今回は、コンテンツ対策(=コンテンツSEO)について、これから自社ホームページのSEO対策に取り入れようと考えている初心者の方が知りたいポイントに絞ってお話しします。
こちらの記事ではコンテンツSEOの概要・メリット&デメリット、集客のコツに絞っていますので、サクッとお読みいただけます。
Contents
そもそもコンテンツSEOとは何?
SEO対策は内部対策・外部対策・コンテンツ対策に分かれるということは既にお分かりかと思います。
内部対策や外部対策という言葉が分からないという方はこちらの記事もお読みください。【SEO対策の具体的な方法】同業を寄せ付けない集客力を手に入れろ (p-image.net)
コンテンツSEOで行うSEO対策とは、端的に言えば「検索者のキーワードを押さえ、自社メディアを充実させること」です。
以前、内部SEO対策におけるタグとキーワードの重要性のお話をしました。「検索エンジン目線」で考えると内部SEO対策がうまくいくかも!? (p-image.net)
ほんの数年前までは、例え内容の薄い記事であっても(又は全く関係のないことを書いてあったとしても)、キーワードさえ押さえていれば、検索エンジンはある程度の評価をしてくれていました。
例えるならば、のぼり旗には「豚骨ラーメンNo.1!」と書かれたラーメン屋さんに入ったのに、「うちはハンバーガーしか置いてません。」とメニューに書かれたお店です。そんな店でも何故か「美味しいラーメンでした!」と良い口コミばかりをもらっているというような状況が、サイト制作者とGoogle、検索ユーザーの間で起こっていたのです。
しかしながら、2012年のパンダアップデートと呼ばれる検索エンジンのアップデートによって、中身のない小手先だけのテクニックで作り上げられたサイトは軒並み検索順位を落とされることりなりました。現実で考えれば、ハンバーガーしか置いていないラーメン屋さんは潰れないわけがありません。
このGoogleアップデートが何を意味するかというと、「コンテンツ、すなわちサイトの中身が大事ですよ。」ということを示していると考えられます。
もちろんGoogleに認識してもらうための内部対策も重要ですが、中身の伴ったサイトでなければ、「検索順位を落としてください!」と、こちら側からアピールするだけになってしまいます。
だから今、キーワードを押さえた上で、「検索ユーザーにとって価値のあるコンテンツを提供すること」がSEO対策上でも必要なのです。
コンテンツSEOのメリット・デメリット
導入を考えている方にとって、一番のネックがコストパフォーマンスの問題かと思います。あなたの会社でかけられるコストはお金でしょうか。時間でしょうか。
メリットデメリットを見ながら、コンテンツSEOは自社が導入するべきWeb運用として果たして適切なのかを考えていただけたらなと思います。
コンテンツSEOのメリット
低予算で始められる
SEO対策の中でもコンテンツSEOは、お金をかけずに始めることができます。自社ホームページ内でブログを開設し、検索ユーザーにとって有益な情報を発信するだけです。SNS等で拡散するのもよいでしょう。共感を得ることができたり、有益な情報だと判断されれば更にシェアされます。自社商品や自社サービスのことであれば、一番の専門家はあなた方ですから、外部に委託する必要もありません。
自社の資産になる
もしあなたの投稿した1記事がユーザーにとって、とても有益な情報で、たちまちGoogleにも評価されることになり、晴れて上位表示されることになったとしたら、どうなるか考えたことはありますか?
想像もつかないかもしれませんが、そのページから流入してきたお客様による、「あなたの会社のサービスを使ってみたい」というお問い合わせが増えます。もしくは商品購入で売上に直結するかもしれません。
上位表示を維持することができれば、そのページから定期的な集客ができるようになるのです。これは立派な資産と言えるのではないでしょうか。
コンテンツSEOデメリット
成果が出るとは限らない
これがいちばんのデメリットかもしれません。成果が出るかどうかは誰にも分かりません。大切な時間を費やしても、必ず成果が出るという保証はありません。
成果が出るまでに時間と労力がかかる
成果が出る保証がないことに加え、成果が出るまでに膨大な時間と労力を割かなければなりません。繁忙期や閑散期のはっきりしている業種であれば、デメリットを逆手に取って、閑散期に行う仕事として自社メディアの更新などを追加してしまってもよいかもしれません。
コンテンツSEOで集客するコツは?
Webに関する知見を高めるという意味でも、コンテンツSEOに取り組んでみることをおすすめしますが、一つだけ誰にでも実践可能なコツがあります。
それは「継続すること」です。
拍子抜けしたかもしれませんが、適当なことを言っているわけでも、精神論の話をしているわけでもありません。
コンテンツSEOは遅効性のWeb集客であるということを前提に、無理なくじっくりゆっくり育てていくというイメージをしていただきたいです。このイメージで進めていかなければ、必ず途中で挫折してしまいますのでご注意ください。
コンテンツSEOとは最もシンプルなユーザー志向!
コンテンツSEOは検索ユーザーの意図を汲み取って、求めている情報をコンテンツにして提供するという、とても簡単なSEO対策でした。ユーザーをとことん満足させることで検索エンジンの評価を得るというものです。Googleの理念にもかなっていますし、お客様を満足させることもできますから、サイト評価、顧客満足の2つの側面から、間違いなく自社にとってもじわじわとプラスに働いてくれるはずです。
週に1本でも2本でも、ユーザーにとって有益な情報をお届けし続けるという風に考えれば、たとえすぐに成果が上がらなかったとしても無理なく続けることもできるのではないでしょうか。
成果の出るか分からないことに時間や労力をかけるのはナンセンスだという風に考える方ももちろんいらっしゃいますから、その場合はランディングページと広告をかけ合わせたWeb集客を行うことで、即効性のある効率の良い集客をすることも可能です。