- 光の加減を適切に!
- 背景をシンプルに!
- カメラアングルの調整を!
- カメラの設定を確認!
何も考えずに商品を撮影しただけでは、売り上げに直結しません。
どれだけ良い商品でも、人は第一印象で良し悪しを判断します。
「売れる商品の撮影方法を知りたい」
このように悩む方は、ぜひ今回の記事を参考にしてください。
Contents
商品の撮影環境を整える
- 自然光が当たる窓際で撮影しているか?
- 必要に応じて補助機材を活用しているか?
- 商品背景に邪魔なものが映っていないか?
- カメラアングルは適切か?
撮影を始める前に、環境を整えましょう。
撮影環境は写真の仕上がりに影響を与えます。
自然光が当たる窓際へ
商品の撮影は、太陽の光で撮影しましょう。
日当たりのいい窓際は、光の強さが自然で柔らかい印象に写ります。
自然光を当てる際は、商品の斜め後ろから光を当てると全体が明るくなり立体感が出ます。
撮影の際は室内の電気はOFFにしましょう。
光にも色があるため、自然光と混ざると商品の色味が変わります。場合によっては商品が「黄ばんだ写真」や「白飛びした写真」になるため注意が必要です。
撮影用の補助機材や照明を使用する
レフ板は光を反射する板です。光を補いたい箇所に、ピンポイントで光を当てられます。
ディフューザーは光を拡散します。プロのモデル撮影に使われていることが多いです。
光が拡散されると、商品に当たる光が柔らかくなり、自然に影ができて雰囲気のある写真になります。
商品の光沢を自然に見せたい時には、ディフューザーがおすすめです。
また撮影用の照明は自然光では出せない光を表現できます。
自然光以外のパターンで撮影したい時は商品専用の撮影キットもあるので、手間を掛けずに綺麗な写真を撮りたい方は購入を検討してみましょう。
背景はシンプルに
商品撮影に背景はとても重要です。基本的には柄の無い白色を背景にしましょう。
画用紙などの硬めの紙で商品を囲って、簡易的なスタジオを作っても大丈夫です。
撮影では、被写体以外のものは写さないようにしてください。
写真がごちゃごちゃしてしまい、何を主張したいのか分からないからです。
基本的に背景は白色がメインですが、あえて黒にする方法もあります。
高級時計などの品位の高い印象にしたいときにおすすめです。
黒を背景にするときは周囲の明かりは消して、商品に当たる照明だけにしましょう。
光の調整から背景の選択まで撮影キットが1台あればプロ顔負けの撮影ができます。
カメラアングル
商品は垂直または、ハイアングル(斜め上の角度)で撮影すると良いでしょう。
実際に商品を見た時、上から商品を見下ろしたり、近くまで寄ったりしますよね。
垂直やハイアングルは買う人の目線になるため、違和感のない写真に仕上がります。
一方で極端に下からのアングル撮影や、不自然な構図の写真は見た人が違和感を感じます。
また撮影の際には手ブレを防ぐために、三脚を用意します。
商品に近すぎるとピントが合わないため、撮影時はピントが合うところまで一度カメラを離してから、三脚でカメラを固定します。
黒背景の暗所で撮影をする際は、ピントが合わせづらく写真がブレる可能性があるので、三脚を有効活用したいものです。
撮影時のカメラ設定
商品を綺麗に撮影するためのカメラ設定を、一眼レフとスマートフォンの2種類を紹介します。
近年ではスマートフォンのカメラ性能も格段に上がってきているので、お手持ちのものでも商品撮影用に活用できるかもしれません。
一眼レフ
- 絞り優先AEに切り替え
一眼レフの撮影モードがオートになっている場合は、AEモードに切り替えましょう。
AEモードではF値(絞り値)を決めるだけで、シャッタースピードを自動的に調整してくれます。
AEモードは写真の完成形をイメージしながら撮影できます。
- フラッシュ撮影は禁止
発光撮影では予想していなかった影が出てきてしまい、写真の仕上がりに影響がでます。
くっきりとした影は商品の見た目を悪くする可能性があるのでフラッシュの使用は控えましょう。
- 望遠レンズで撮影する
商品撮影は広角レンズではなく、望遠レンズを使用します。
被写体から少し離してカメラを三脚で固定し、ズームで撮影しましょう。
近すぎるとピントが合わなかったり、被写体自体が歪んで写るので注意が必要です。
- セルフタイマーで手ブレを防ぐ
シャッターボタンを押す際、力が入り過ぎてしまうとカメラが揺れて写真がブレてしまいます。
撮り直しを防ぐためにも、セルフタイマーをうまく活用しましょう。
スマートフォン
- ホワイトバランスの調整
写真全体の色を仕上げたい色合いに設定して、シャッターを切りましょう。
iPhoneの標準カメラには搭載されていないため、別のカメラアプリをインストールする必要があります。
- 露出補正を行う
商品の明るさ調整を露出補正で行いましょう。
iPhoneは被写体にピントを合わせ、太陽のマークを上下して露出の調整を行います。
Androidは「EV」と書かれたアイコンで調整が可能です。
- フラッシュNG
一眼レフと同様、フラッシュでの撮影は控えましょう。
- 望遠で撮影
望遠機能のあるスマートフォンで撮影する場合は、被写体から離して撮影を行います。ズームを過度に行うと画質が悪くなる可能性があるため、適切な距離をとってピントを合わせましょう。
写真のクオリティーが売り上げを左右する
- 光の加減を自然光や撮影機材で適切に調整。
- 背景をシンプルに。撮影キットの活用も有効。
- カメラアングルの調整を!垂直またはハイアングルで。
- カメラの設定を確認!フラッシュ禁止・望遠で撮影
写真の質が低いと、商品は売れません。写真も商品の一部です。
今回は、商品写真の撮影方法の一環として
- 商品の撮影環境を整える
- 商品撮影の際のカメラ設定
以上についてお伝えいたしました。
現在のカメラは高性能なものが多く、撮影者の技術以上に撮影環境とカメラの設定が重要になります。
背景に余計なものが写り込んで雑な写真や、ピントがあっていない写真では商品を上手にアピールできません。
極端に暗明差のある写真もクオリティが低い写真の特徴と言えます。
今回紹介した方法を実践して、少しでも売り上げにつながる商品を撮影していきましょう。