自社ECサイトを運営するにあたり、集客方法に頭を悩ませている人は多いのではないでしょうか。
楽天市場やAmazonのようなショッピングモールに出店するのとは違い、自社のECサイトへの集客はブランド力や認知度がなければカンタンではありません。
Web上での集客方法は複数あり、集客率アップのためにはどのマーケティング施策で自社サイトへ集客を行えばよいのか、予算や戦略に合わせた施策を選択することが重要です。
今回はECサイトの集客にはどのような方法があるのかをご紹介します。
自社サイトにあったマーケティング施策を適宜選択し、集客力アップにつなげていきましょう!
Contents
①リスティング広告による集客
リスティング広告は、検索結果に応じて関連する広告を表示するものです。
Googleのような検索エンジンで特定のキーワードが検索されたときに、自社サイトを広告として表示することができます。
ユーザーが興味のあることを検索したときに、自然検索よりも上に広告が表示されるため、ニーズのあるユーザーを自社サイトに誘導できる可能性が高まります。
広告費用がかかりますが、即効性があり、Web広告の中では最も効果の高い広告といえるでしょう。
ただし、広告費用は安くはないため、単価の低い商品では採算をとることが難しく、有料のリスティング広告が向かない場合もあります。
②オウンドメディア運用による集客
自社でブログを開設し、ユーザーに対して有益なコンテンツを提供することでファンを獲得し、自社商品の購買につなげていく方法です。
広告費がかからず、自社内で記事などのコンテンツを作成すれば費用は無料です。
自社のオウンドメディアでの情報発信であるため、掲載期間などの制限もありません。
また、コンテンツは蓄積されていくので、古いコンテンツであってもメンテナンスを行っていけば、有用な資産ともなっていきます。
ブログへのアクセス数が増えれば、ECサイトへの集客が可能となっていくのです。
ただし、ブログへのアクセスを集めるには、コンテンツを充実させる、SEO対策を行うといったことが必要で、効果がでるまでには時間がかかります。
③アフィリエイトによる集客
アフィリエイトは、アフィリエイターに自分のブログやSNSなどに、自社商品やサービスのアフィリエイト広告を掲載してもらい、成果報酬で宣伝してもらうサービスです。
アフィリエイト広告は、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)に広告主が出稿し、アフィリエイターが広告を選び自分のブログやSNSに掲載し、ユーザーがそこから商品を購入すれば報酬が発生する仕組みです。
アフィリエイターへ支払う報酬がかかりますが、商品に合った分野のアフィリエイターや、影響力のあるアフィリエイターを見つけることができれば、費用対効果は高まります。
ただし、アフィリエイターに広告を選んでもらえなければ広告が掲載されることがなくASPへの月額手数料がかかるだけとなってしまったり、不正なことをするアフィリエイターの管理などを行う必要もあります。
④メールマガジンによる集客
メールを配信することで顧客とコミュニケーションをとり、ECサイトへ集客する方法です。
以前自社サイトに訪れ商品を購入したことのある顧客へのアプローチとなるので、再度自社サイトへ訪問を促したい、前回訪問から時間の経っている顧客へアプローチしたい、などといった場合に効果的です。
メールマガジンは、自社で運営する場合は無料です。
ただし、メールアドレスが必要なので、個人情報のわかる顧客リストが必要となります。
自社サイトに「お問合せ」「会員登録」などの個人情報を入力する欄などを設けておく必要があるでしょう。
⑤SNSによる集客
自社で公式のSNSアカウントを運営して、イメージアップや宣伝活動に繋げる方法です。
投稿やフォロワーからのコメントへの返信、広告の出稿などで、アプローチしていきます。
自社で運営する場合は、費用もかからず無料で行える施策です。
SNSの特性から、多くのユーザーにリーチすることができ、潜在層へのアプローチも可能となります。
また、ターゲティングが細かく設定できるのもSNS運営の利点でしょう。
SNS利用率は2020年には80%を超え、需要を伸ばし続けています。
今やSNSは検索サービスとしても利用され、拡散力も高く、ECサイトの集客方法としては最も効果的で、外せないものであるといえます。
ただし、SNS運営で効果を高めるには、フォロワーを増やす必要があり、一定の影響力をもつまでには時間がかかります。
また、SNSには拡散力があるため、炎上リスクに注意し、管理する必要もあるでしょう。
まとめ:ECサイトの集客方法で重要なのは自社で情報を発信していくこと!自社のプランに合った施策選びを。
今回はECサイトの集客宣伝方法についてご紹介してきました。
自社で行えば無料で行える方法も多くあります。
情報が溢れている現代でユーザーに情報を届けるには、発信する情報の質や量とともに、その方法も鍵となってくるでしょう。
数あるWeb上のマーケティング施策からどの方法を選べば最も効果的なのか、費用や戦略と照らし合わせながら、計画を練っていきましょう!