ECサイト運営をはじめたばかりの方は、具体的にどのような業務を行えばいいのかわからず悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
ECサイトは、作って終わりではなく、フロント業務とバックエンド業務の2つに分けられます。
自社で販売している商品の、企画から仕入れ、受注、配送を行い、ユーザーのアフターサービスまでを含めて運営に必要な業務となります。
この記事では、ECサイト運営に必要な業務を知り、仕事に活かしたい方に向けて記事を書いております。
Contents
フロント業務の内容(マーケティング業務)
フロント業務は主にマーケティング活動のことです。
ECサイトを立ち上げたばかりの頃は、知名度が低く集客が大変なので、プロモーションに力をいれる必要があります。
フロント業務は主に以下の4つ業務で構成されています。詳しく解説していきます。
- 商品企画
- ECサイト作成・更新
- 仕入れ
- プロモーション(集客)
商品企画
まずは売りたい商品を決めたり、自社商品の開発を行います。ここでは販売しやすい金額や、きちんと利益が取れることを考慮しておくといいでしょう。
ECサイト作成・更新
商品が決まれば、販売をするためのECサイトを作成します。またすでにECサイトがあり、新しい商品を仕入れる場合には、更新をしましょう。
仕入れ
仕入れはECサイトの作成と同時進行で進めた方がいいでしょう。ECサイトを開設しても、商品が手元になければ、急に売れた際に対応ができません。
仕入れ先とコミュニケーションをしっかり取ることが大切です。仕入れにかかる期間を確認しておくと、必要在庫数に合わせて仕入れができるでしょう。
在庫数は想定している月間販売数の2ヶ月分を用意していると安心です。
プロモーション(集客)
ECサイトは開設しても、すぐに商品の販売には繋がらないでしょう。プロモーションをして、お客様が訪れてくれるようにアクションをします。
プロモーションの仕方は、「SNS運用」「SEO対策」「リスティング広告」などがあります。最初のうちは、無料でできる「SNS運用」「SEO対策」がおすすめです!
バックエンド業務の内容 (フルフィルメント業務)
バックエンド業務は、商品が販売された後の受注処理から在庫管理、出荷、商品がお客様の手元に届いた後のアフターサービスなどの事務作業を中心に行います。
主に以下の4つの業務がありますので確認していきましょう。
- 受注
- 在庫管理
- 出荷・配送
- アフターサービス
受注
ECサイトで商品が売れた後の対応をします。お客様から購入のアクションがあると、お知らせメールが届き、またお客様へ購入の確認をします。
在庫管理
商品の販売後の在庫の管理を行います。もし、販売後の在庫切れ期間が長いと、販売機会ロスに繋がり、お客様にもご不便をかけてしまいます。
品切れや在庫切れが発生しないように、在庫管理をしておきましょう。
出荷・配送
お客様への商品発送は細心の注意を払いましょう。
該当商品を準備し、伝票とともに梱包します。商品に、色や大きさなどの種類の違いがある場合や個数には間違えないように梱包しましょう。
また配送中に商品が破損しないようにクッション素材を入れる工夫をしておくといいでしょう。
アフターサービス
アフターサービスはとても重要なバックエンド業務です。もし商品に何かしらの不備が起こったり、クレームが発生した場合は、迅速に対応することが大切です。
また後日、ハガキやメールでアンケートを取ったり、商品やサービスの感想を聞き、クーポンなどを発行するのも、アフターサービスとして有効ですので検討してみてはどうでしょうか。
ECサイト運営を簡素化できるサービスについて
ここまでECサイト運営に必要な業務を解説しましたが、やることが多く困っている人もいるのでは無いでしょうか?
そんな方におすすめしたいのが、外部への業務の委託です。
外部に業務を委託することで、ECサイト運営を簡素化し、より効率化を求めたり、商品に力をいれるなど、別のことに注力できます。
外部に委託できる業務としておすすめは、「在庫管理」や「受注管理」などのバックエンド業務です。
在庫管理などは、「在庫連携ツール」を使うことで、複数のECサイトを運営する際にとても便利で役立ちます。
その他に物流システムを一括管理できるシステムやサービスもあるので、検討してみてはいかがでしょうか。
【まとめ】ECサイト運営には2種類の業務を理解しておきましょう!
今回は、ECサイト運営に必要な業務として、以下の内容を解説いたしました。
- フロント業務(商品企画・ECサイト作成・仕入れ・集客)
- バックエンド業務(受注・在庫管理・出荷・アフターサービス)
どの業務も、ECサイトを運営するにあたってとても重要な業務ばかりなので、漏れが無いように確認をしてみてください!
これからECサイトの開設を考えている方も、役立てていただけたら幸いです。