ネットショップを開設するには、楽天市場のようなモール型、BASEのような自社サイト型など、さまざまな方法があり、どの方法が最適であると断言することは困難です。
特に、ECサイト・ネットショップを開設しようと考えている人は、出店費用や手数料などの費用面についても気になっていることでしょう。
今回は、ECサイト・ネットショップの開設・運営にかかる費用や、主なプラットフォームでかかる費用についてご紹介していきます。
費用面からみても自社にあったサービスを選ぶことができれば、ネットショップ運営の成功にも近づくことができます。
ぜひ、参考にしてください。
Contents
ECサイトの開設にかかる費用とは?
ECサイトの開設にかかる初期費用は、サイトの構築方法によって大きく変動します。
なぜなら、個々の企業・店舗によって、望むECサイトの形が異なるからです。
例えば、独自のデザインや機能を盛込みたいなら、それだけ開発費用は大きくなっていきます。
開設が無料のサイトならば初期費用は抑えることができます。
しかし、欲しい機能が備わっておらず後から追加で機能を実装し、結果的に想定外の費用がかかってしまったということになっては、本末転倒となるでしょう。
自社商品やサービスを販売していくために必要なサイトの機能や特徴を検討し、それを実現することができるかどうか、またそれにかかる費用は用意できるのか考慮し、プラットフォームを選ぶ必要があります。
ECサイトの運営にかかる費用とは?
ECサイトを構築し公開した後は、そのサイトを運営していかなければなりません。
ネットショップを運営していくために必要となる費用が月額料金です。
具体的には、サイト維持のための「ドメイン・サーバ費用」「メンテナンス・保守費用」「決済手数料」などが必要となってきます。
また、実店舗と同様に、広告・宣伝を含むマーケティング活動を展開していくことも必須で、Web広告などの「マーケティング費用」なども必要です。
無料で開設する場合のプラットフォーム
ここで、無料で開設できるプラットフォームをいくつかご紹介します。
①自社ECサイト
・BASE
- 初期費用-無料
- 月額費用-無料
- 販売手数料-無料
- 決済手数料-3.6% + 40円
※別途サービス利用料+3%
「BASE」では、さまざまな製造支援サービスが用意されており、誰でもカンタンにショップを始めることができます。
集客面でのフォローもあり、初心者でもはじめやすいプラットフォームです。
②モール型ECサイト
・Yahoo!ショッピング
- 初期費用-無料
- 月額費用-無料
- 販売手数料-無料
- 決済手数料-3.24%
「Yahoo!ショッピング」はシステム手数料も無料となっており、同じモール型の楽天市場とくらべ初期費用がかからず、出店しやすいショッピングモールです。
ただし、アフェリエイト手数料が報酬原資の30%、決済サービスの手数料が決済手段ごとに発生するなど、出店料以外の費用が発生することもあり、結果的には費用がかかってしまうことになります。
有料で開設する場合のプラットフォーム
ここで、有料で開設できるプラットフォームをいくつかご紹介します。
①自社ECサイト
・カラーミーショップ
- 初期費用-3,300円(レギュラープラン・ラージプラン※フリープランは発生しません。)
- 月額費用-フリー0円/レギュラー3,300円/ラージ 7,945円
- 販売手数料-0円
- 決済手数料-4.0〜5.0%または3.6%
※GMOイプシロン手数料お得プランを利用した場合(5,500円/月)
「カラーミーショップ」はサイト運営や集客に関する機能が豊富で、サポートも手厚いため、ネットショップは全くわからないけれど予算をかけることができるという人にはおすすめのプラットフォームです。
・MakeShop
- 初期費用-11,000円
- 月額費用-11,000円
- 販売手数料-0円
- 決済手数料-3.19%〜3.49%
※MakeShopペイメントを利用した場合(1,100円/月)
「MakeShop」は初期費用や固定費がかかりますが、販売手数料が無料です。
豊富な機能が備えられており、独自デザインも可能な為、自由度高くサイトを構築することができます。
②モール型ECサイト
・楽天市場
- 初期費用-60,000円
- 月額費用- ライト:39,800円/がんばれ:19,500円/ スタンダード:50,000円/ メガショップ:10,000円
- 販売手数料-ライト:3.5~5.5%/ がんばれ:3.5~7.0%/ スタンダード:2.0~4.5%/ メガショップ:2.0~4.5%
- 決済手数料-月額3000円/2.65%+処理料
「楽天市場」は非常に人気の高いショッピングモールで、集客力があります。
ですが、コストもそれなりにかかり、出店料以外にもお客様とのコミュニケーションの為のツールの費用、楽天ペイなどの利用料金、他にもいろいろな費用が加算されます。
ある程度の売上がなければ、収益をあげることは難しいと言えます。
まとめ:ECサイト構築・運営にかかる費用は、サイトの種類や必要な機能などによってさまざま。自社にあったプラットフォームをみつけよう!
ECサイトの開設・運営にかかる費用は、理想とするショップによって大きく変動します。
自社商品にあうのはどのような形態・出店先か、ビジネスの規模はどのくらいか、ショップの集客力はどのくらいか。
さまざまな視点から判断し、かけられる費用と照らし合わせて、サイトを構築していくことが成功の鍵となるでしょう!