【越境EC】始める前に知っておきたい課題とは?

「越境ECをはじめたいけど、どのような課題があるんだろうか?」

越境ECは、外国に向けて商品の販売・やりとりを行うので、販売方法や配送方法などで不安な面も大きいですよね。

漠然とした不安はあるけど、具体的な課題が分からないという人も多いでしょう。

そこでこの記事では、越境ECを運営する上で起こる、3つの課題を書き出しました。

越境ECは始めるまでは不安な面も大きいですが、商品認知度を広げる事もでき、購入者が満足すれば、やりがいも感じられます。

今後の発展を見据えて、ぜひ記事を読み進めてみてください。

Contents

越境ECとは?

越境ECとは、海外の消費者に向けて、インターネットを使用して商品を販売する事です。

楽天市場やAmazon.co.jpなどは、日本国内でのやりとりがメインですが、越境ECをでは日本国内から海外に向けて商品販売や、商品の発送を行います。

日本の民芸品や食品、電化製品、衣服などは、高品質で欧米やアジア圏での重要が高まっています。

越境ECをおこなう際には、ターゲットとする国の選定と、その国がどの媒体を使ってECサイト等を活用しているのか確認しておきたいですね。

【課題①】商品の販売方法

まず疑問として浮かぶのが、「商品の販売方法」ではないでしょうか?

インターネット上で商品販売を行う点と、海外の消費者に向けて販売する点の2点が、越境ECをおこなう上での壁となります。

越境ECを進めることが決まったら、まずは販売方法を決めましょう。具体的な販売方法を4つ以下で紹介いたします。

  1. 自社サイトを作成する
  2. アプリを開発する
  3. 国内のECモールに出店する
  4. 現地のECサイトに出店する

①自社サイトを作成する

最近では、ShopifyなどのECサイト作成を簡単に行えるプラットフォームもあります。自社サイトを作成することで、ブランディングがしやすく、オリジナリティの高いECショップを運用できます。

しかし、認知してもらうためのプロモーションや集客は全て自社で行う必要があります。

②アプリを開発する

独自のアプリを開発して、アプリ内で商品販売や決済などを全て完結する方法もあります。

アプリがあることで、消費者にとって買い物がしやすいというメリットがあります。

ですが、アプリ開発に費用がかかることと、ターゲットとする国のスマートフォン利用率などが関係するので、慎重な調査をした上で進めたいところです。

③国内のECモールに出店する

最近では、グローバル化の影響から国内にあるECモールでも、海外向けて商品販売ができるところが増えてきました。具体的には、楽天市場やAmazonなどです。

ECモールであれば、お店を出店するための「枠」がある程度作られているので、商品さえあれば、比較的簡単に出品可能です。

④現地のECモールに出店する

最後は、ターゲットとする国の現地のECモールをに出店する方法です。

中国の「天猫(T-Mall)や、アメリカの「Amazon」、「e-bay」などが現地のECモールとしてあげられます。

言語が一番の壁になりますが、現地のECサイトは、すでに多くの現地の方が使っているサイトなので、知名度があります。

集客面や、消費者からの信頼面を考えると、現地のECモールを利用するのには大きなメリットがあるでしょう。

【課題②】決済方法

課題の2つ目は決済方法で、クレジットカード決済、代金引換、または電子マネー決済などが考えられます。

支払い方法は、国ごとで利用されているもの、指示されているものが違います。例えば、クレジットカード決済が多く普及している国もあれば、インドネシアやベトナムなどの一部では、代金引換が主流な国もあります。

逆にアメリカや中国、ヨーロッパでは、電子マネーが主流です。

ターゲットとする国の情報を常に仕入れて、主流となっている決済方法・支払い方法を取り入れていきたいところです。

【課題③】配送方法

課題の3つ目は、配送方法です。越境ECをおこなう上で、とても重要な「配送」。

国内であれば、配送業者や郵便局から簡単に配送ができ、数日でお客様の元に商品が届きます。

しかし国をまたぐとなると、税関という壁があり、国内のように簡単にはいきません。税関を通過することで考えられるのが、コストと時間が必要以上にかかってしまうことです。

具体的な配送方法は以下の3つです。詳しい内容はまた別の記事で紹介いたします。

  1. 個人配送
  2. 物流事業者を使って配送
  3. 海外拠点を持つ方法

税関の手続では、配送物(商品)や配送方法によって変わります。それぞれの配送方法と自社の規模や商品によって、配送方法を選びたいところです。

コストや時間がかかってしまうことで、会社にとってもマイナスになりますし、お客様に不安な思いをさせてしまいます。

また無事にお客様のもとに商品が届いたかどうかも気になる点だと思います。長旅になるので、配送途中で紛失したり破損したりなど、配送する側も不安はあります。

ですので、配送業者を選ぶ際に、取引数の多い配送業者や、万が一の保証やサポートを提供してくれる業者を選ぶのも大切なポイントではないでしょうか。

お客様の満足度向上のためにも、配送方法は安易に考えず、さまざまな視点から選びたいところですね。

【まとめ】越境ECサイトの課題3つ

この記事では、越境ECサイトの課題に関して、販売方法・決済方法・配送方法の解説をいたしました。

販売方法は以下の4つを紹介しました。

  1. 自社サイトを作成する
  2. アプリを開発する
  3. 国内のECモールに出店する
  4. 現地のECモールに出店する

決済方法は、ターゲット国に合わせて選択することが大切です。

配送方法は以下の3つです。

  1. 個人配送
  2. 物流事業者を使って配送
  3. 海外拠点を持つ方法

インターネット技術の発展やスマートフォンの普及で、自社商品を世界に向けて販売して行きたいと考える方は多いですよね。

国を越えて販売するのには、さまざまな課題があります。ですが、海外へ向けて商品を販売するという挑戦は、ブランド力や認知度向上などの大きな成果をうむきっかけになるはずです!

この記事が、越境ECサイトの運営を進める足掛かりになると嬉しいです。