今回の記事では【コンテンツ編】【内部対策編】【外部対策編】の3つに分けてSEO対策のいろはをお伝えしていきます。とっつきにくいと思われがちですが、初心者の方でも取り組める部分があるということを知ることがまずは大切です。
「そもそもSEOってなんだ?」という方は、まずはこちらの記事をお読みいただくことをお勧めします。
「SEOという言葉については知っているが、具体的に何をしていいか分からない!」という方は、是非この記事を読み進めてください。具体的な対策例をギュっと詰め込みましたので、1つでも実践できそうなことをピックアップし、自社サイトに活かしてみてくださいね。
Contents
【コンテンツ編】「誰でもできるSEO対策」で集客力が向上する?
まずは【コンテンツ編】ですが、日本語に訳せば「内容・中身」ですね。
察しが付く方は鋭いです。自社サイトの内容すなわちコンテンツを充実させるためにどうすればよいのかをひとつずつ確認していきましょう。すべて一度に行おうとすると難しいのですが、まずはどれかひとつに注力してみるのもよいかもしれません。
SEOキーワード
まずは貴社がどんなお客様に求められる事業をしているかを今一度考えていただきましょう。
例えば、「車両価格をなるべく抑え、快適なカーライフを送りたい」という人が自動車の購入を検討しているとします。どんなキーワードで検索をかけると思いますか?
「中古車販売店」
これが一番ピンときますよね。もしあなたが中古車販売店であれば、SEOキーワードとして「中古車販売店」は必須なわけです。
ローカルSEO
では次に、石川県金沢市に在住のお客様が中古車を探していたとします。
「中古車販売店」
だけで検索するとどうでしょう。どうしても地方にある店舗は実数も少ないので上位表示はされにくいです。
よって、
「中古車販売店 金沢市」
と検索をかけなおすことが予想されますね。この「金沢市」の部分が文字通りローカルなSEOなのです。広義のローカルSEOについては、今日からコストをかけずに始められるものもあります。詳しくは→ローカルSEO(MEO)で地域密着型集客を加速! (p-image.net)
コンテンツの充実とオリジナリティ
コンテンツの充実と一口に言っても、それは多岐にわたります。
「〇〇」という検索ワードに対して、ある程度悩みを抱えたユーザーがいたとします。たどり着いたサイトを訪問することで、悩みを解決できる内容になっていることはユーザーにとってプラスになりますよね。
ただこのままではコンテンツの「充実」とまでは言えません。
上記に加え、(例「〇〇 方法」「〇〇 手順」「〇〇 おすすめ」)など、ユーザー自身も気が付かない潜在的なニーズに対する答えも準備できているのが、コンテンツSEOではとても理想的です。
潜在ニーズに対する答えとは、時にあなたにしか提供できない専門的な情報であり、時に「自社商品」です。ニーズに対してユーザーが求める以上の価値の提供ができていなければ、どんなにSEOキーワードやローカルSEOが整っていたとしても、ユーザーすなわちお客様は二度とあなたのサイトを訪れてはくれません。
独自性やオリジナリティがなければ、この情報がありふれた世の中で、あなたの提供するものを選ぶ理由がないということです。
【内部対策編】SEO対策で検索エンジンに評価をしてもらうために
コーディングという言葉を聞いたことはあるでしょうか?
初めて聞いた言葉にアレルギー反応を起こす方もいらっしゃると思います。実は私もそのうちの一人です。(笑)
こちらでは専門用語を控えめに、初心者でも取り掛かりやすい内部対策SEOを簡単な言葉でまとめましたので安心して読み進めていただきたいです。
検索エンジン・ユーザーにどんなサイトかを伝える(メタタイトル)
SEOにおいて内部対策をするとき、自社サイトが、検索ユーザーだけではなく、検索エンジンに監視されているということを意識する必要があります。
サイトのタイトル。これをメタタイトルと言います。
ではこれが重要なのはなぜか、理由は簡単です。
検索エンジンはロボットを使い、このメタタイトルを読み込んで「どのようなサイトなのか」を認識しています。言い換えれば、このメタタイトル上のキーワードが検索エンジンを味方につける上で非常に重要とも言えます。
また、このメタタイトルはユーザーがリンクをクリックするかどうかを左右する部分でもあるので、ユーザーの心を掴むうえでも大切になってきます。
サイトで迷子にさせないこと(パンくずリスト)
実際にこのページでも
ホーム▸ブログ▸SEO対策▸……
という案内表示が目に入るかと思います。
このように、カテゴリー化してサイト内で自分の立ち位置がどこなのかを示してあげる機能を「パンくずリスト」と言います。
あなたもこの機能を親切でありがたい表示だなと思った経験はあるのではないでしょうか。検索エンジンも同じで、この機能によってサイト内部をより快適に周遊することが可能になります。
名称の由来は諸説ありますが、気になる方は調べてみてください。
画像と代替テキストの設定(画像の適切な説明文をalt属性に追加)
()内の用語については、今は理解していただかなくても大丈夫です。代替テキストという言葉についても難しく考える必要はありません。
例えば「スマートフォン」の画像を見た時に、私たちはその画像を見てスマートフォンであることを認知できます。しかし、検索エンジンは画像を読み取ることが苦手です。
よって私たちがサイトを作るときには、検索エンジンに評価してもらいやすくするために、画像の説明文を文章として、すなわち画像を代替するためのテキストとして表記しておくことが必要なのです。(どこに表記するの?という疑問については、今後掘り下げて発信予定です。)
なぜ画像と代替テキストがSEO内部対策において必要であるというお話をしたのか。理由は簡単で、画像検索にも一定の需要があることが既に分かっているからです。
では、画像検索で上位表示されるには…?
もう、お分かりですね。
サイトの住所を分かりやすく設定すること(ドメイン名の設定)
では次に、サイトを立ち上げたり、自社ホームページを持っている方にご質問です。
「ドメイン」という言葉を聞いたことはありますか?
上記のようなURLのうち、p-imageやnetの部分をドメインと言い、これはご自身で設定が可能です。
サイトの内容に沿ったドメイン名であったり、分かりやすいドメイン名であるということは、ユーザーにとっても使いやすいのではないのでしょうか。
検索エンジンもこのドメイン名を全く評価しないわけではなく、サイトの住所としてある一定の評価をしているようなので、これからサイトを作成するという方はじっくり考えてみてもいい部分かもしれませんね。
【外部対策編】SEOによる集客力の加速ポイント
こちらは自身で今すぐ何かをできるという部分ではありません。
ただ、【コンテンツ編】のような自社サイトのコンテンツ部分の対策や【内部対策編】をしっかりしていった結果、他のサイトに評価してもらえるようになっていきます。他のサイトすなわち外部からの評価そのものが、検索エンジンに評価されるポイントになってくるということについてお話しします。
被リンク
姉妹サイトであったり、関連会社ホームページであったり、あるサイトの中に他のサイトのリンクが貼ってあるのを見かけたことがあるかと思います。
これを被リンク(他サイトで自社サイトが掲載されること)と言います。
権威のあるA社のサイトによってあなたのサイトが紹介されていたとしたら、それは何故でしょう?
おそらく、あなたのサイトのコンテンツや商品がA社に良い評価をされているからではないでしょうか。
現在検索エンジンは、この「外部からの評価」も評価してくれる仕組みになっているようです。
では外部からの評価を得るためにはどうしらよいか?
もうお分かりですね。①②を徹底することがまずは基本です。
【まとめ】最も重要なのは”ユーザーのため”のSEO
ここまで長々とお話してきましたが、検索エンジンの代表格である「Googleが掲げる10の事実」のうちの1つ目をご紹介して終わりにしましょう。
ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
Google について | Google – Google
SEO対策において、共通して言えることは、あらゆる情報をもとに、検索エンジンが「あなたのサイトは訪れた人に有益な情報を提供してくれるサイトなのか?」という点でサイトを評価し、検索順位を決定するということです。
ご自身のビジネスのためだけのサイトになってはいないでしょうか?
自社サービスを紹介するだけのサイトになってはいないでしょうか?
もしかしらギクッとした人もいるかもしれません。
店舗における営業と同様、読んでくださるユーザー、すなわちお客様にとって役に立つ情報をお伝えできる記事を私も書きたいものです。