ECサイトの集客にアフィリエイト広告を活用する方法

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ECサイトの集客で困っていませんか? 「広告を活用してもコストがかかってしまい、CVに繋がらない」このような悩みもあるでしょう。

効率的に集客できる方法はないか、模索してしまいますよね。

この記事では、そんな悩みを払拭する「アフィリエイト広告」について解説していきます。 「アフィリエイト」の仕組みを理解し、ECサイトの集客に役立てましょう。

Contents

アフィリエイト広告とは

ここでは、アフィリエイト広告の仕組みと流れを解説していきます。

アフィリエイトの仕組み

アフィリエイト広告は「広告主」「ASP」「アフィリエイター」「消費者」の4つの要素で成り立っています。

  • 広告主:ECサイトで商品を販売する企業
  • ASP:広告主とアフィリエイターの仲介サイト
  • アフィリエイター:WebコンテンツやSNSで商品を紹介する人
  • 消費者:商品を購入するユーザー

それぞれの「目的」「アクション」は以下の表をご覧ください。

要素目的アクション
広告主商品の販売・認知拡大ASPに広告費を支払う 消費者に商品・サービス提供
ASP広告主からの広告費アフィリエイトリンクを発行
アフィリエイターASPからの成果報酬Webコンテンツ・SNSに紹介リンクを掲載
消費者商品・サービスの利用商品・サービスの購入

アフィリエイト広告の流れ

アフィリエイト広告のシステムは以下の流れです。

  1. 広告主がASPサイトにECサイトの商品を登録
  2. ASPサイトがアフィリエイトリンクを発行
  3. アフィリエイターがWebコンテンツ・SNSにリンクを掲載
  4. 消費者がアフィリエイトリンクから商品を購入
  5. ASPからアフィリエイターへ報酬が支払われる
  6. 広告主はASPに広告費を支払う、消費者に商品提供

広告主はアフィリエイターの個人ブログやメディアに掲載されるだけで、商品販売と認知拡大が期待されます。そのため、より多くの質の高いアフィリエイターに商品を紹介してもらうことが重要ですね。

リスティング広告との違い

アフィリエイト広告と比較されるのがリスティング広告です。

リスティング広告とは、任意で決めたキーワードが検索された際、上位にサイトページを表示する広告のことをいいます。Googleで調べモノをした時、検索結果のページタイトル下に「広告」と表示されたサイトをよく見かけますよね。

リスティング広告は、サイトを1クリックされる毎に広告費を支払う必要があります。ユーザーが商品を購入せずに、ページを離脱した場合でも料金は発生するのです。

アフィリエイト広告の場合は一般的に成果報酬型が多く、商品購入後にしか広告費が発生しません。リスティング広告と違い、コンバージョンしないユーザーに余計な費用を負担することなく運用できます。

アフィリエイト広告を活用するメリット

アフィリエイト広告の仕組みは理解できましたか?では実際にアフィリエイト広告を活用する、メリットはなんでしょうか?それぞれのメリットを解説していきます。

費用対効果が高い

上記でも述べましたが、圧倒的にコストパフォーマンスがあるのはアフィリエイト広告です。 アフィリエイト以外の広告では、費用をかけたわりにCV率が低く、不必要にコストがかかり過ぎてしまいます。そのため商品が売れた段階で広告費を支払うアフィリエイト広告は、費用対効果が高いですね。

報酬金額は広告主が決める

アフィリエイト広告は成果報酬の金額を、広告主が決めます。そのため低予算での広告運用が可能です。予算にあった金額を決められるため、広告費に変動が少ないのも魅力的ですよね。

アフィリエイターの力でCV率アップ

アフィリエイト広告は、企業が直接売るのではなく、第三者であるアフィリエイターによる商品紹介になります。人間は売り込まれるより、他者からのクチコミを信じる傾向にあります。

例えばAmazonのレビューを参考にして、商品を購入した経験は一度はありますよね。アフィリエイターからの「実際に使用した感想」などの記事は、信憑性が増すためコンバージョンしやすいです。

アフィリエイト広告を運用するには

ここではアフィリエイト広告の導入と運用方法を、解説していきます。

活用するASPサイトに登録

ASPサイトにはさまざまなサイトがあり、有名なサイトは「A8net」「バリューコマース」などがあげられます。

アフィリエイターの登録者数が多いASPは、どのジャンルのメディアに広告が掲載されるか予想がつきません。意図しないWebコンテンツやSNSにアフィリエイトが掲載されてしまうこともあります。

そのため有名サイトだけでなく、しっかりと自社に合ったASPの選択が重要です。 場合によっては、ECサイトのイメージダウンにつながる恐れもあるので、ASPの選択には注意が必要です。

報酬の種類と金額を決める

アフィリエイト広告には「成果報酬型」と「クリック報酬型」の広告があります。

成果報酬型

消費者が商品を購入した際、広告費をASPに支払う方式。アフィリエイト広告の中でもっとも一般的な方式で、報酬額が決めれるのも魅力の一つです。

クリック型

広告がクリックされた分だけ広告費を支払う方式。「1クリック 〜円」のように金額を設定できます。クリックされるだけで報酬が入るため成果ハードルが低く、多くのアフィリエイターが利用する可能性があります。

広告主ができる売り伸ばすコツ

ECサイトの認知拡大するためには、アフィリエイターにどれだけ行動してもらうかが鍵になります。

アフィリエイターが好む案件に設定

アフィリエイト広告で、ECサイトの商品を広めるためには、アフィエイターによる紹介が必要です。アフィリエイターが「紹介したい」と思う案件でなければいけません。

アフィリエイターが好む案件は

  • 成果報酬が高い
  • 達成条件が低い案件

報酬設定は高い方が、腕ききのアフィリエイターに選ばれる可能性があります。 なぜなら高い報酬は、アフィリエイターのモチベーションも上がり、ブログの質も上がるためです。

また達成条件の低い案件であれば、多くの初心者ブロガーにアフィリエイト広告が選ばれます。「クリック報酬型」で案件を出し、幅広く商品を認知してもらうのも良いでしょう。

アフィリエイターに情報提供

アフィリエイト広告はどのメディアに掲載されているか、登録したASPサイトで確認できます。 掲載されているサイトに直接メッセージを送り、自社の製品の情報を提供しましょう。

例えば「ブログ拝見いたしました、メディア活性化のために情報提供したいのですが」と声をかけ、掲載してほしい情報を開示しましょう。

自社に合ったASPサイト選定

大手のASPはアフィリエイターの登録者数は多いですが、ブログやメディアの質が良いとは限りません。中小規模のASPサイトでも、優秀なアフィリエイターは存在します。

セミナーやプレゼンテーションを行う機会のあるASPもあります。アフィリエイターに自社の商品を知ってもらい、交流を深めることで質の良いコンテンツができるでしょう。

今後は他のマーケティング手法も必要になる

今回の記事では、アフィリエイト広告の活用方法を解説していきました。

最近ではApple社のアップデートでアフィリエイトの「かなめ」であるCookie※がブロックできる機能が追加リリースしました。このアップデートは今後のマーケティング戦略に、大きな影響を与えると考えられます。

今回紹介したアフィリエイト広告だけに頼らず、他の方法での集客が必要です。SNSやコンテンツを活用してECサイトへの集客を増やしていきましょう。

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