ランディングページが成功のカギを握っているということは、インターネットでビジネスをしている人ならご存じだと思います。
いくらオシャレなホームページを作ったとしても、良い商品やサービスを持っていたとしても、そこにアクセスが集められなければ、ビジネスにはなりません。そこで多くの企業は自社サイトを上位表示するためにSEO対策します。上位検索されれば、自社商品が売れると信じているからです。でも効果が出るまでは少々時間が掛かります。
そこで、ランディングページに注目が集まっています。ランディングページは通常、縦長1ページで制作されており、会社紹介や商品一覧などはありません。印象的な写真や文章で目玉商品やサービスを紹介しています。もちろん申し込みもできます。ですがこのランディングページを見てる途中で読むのをやめたり、最後まで読んでも申し込まない人がいます。このような人が多くなれば、コンバージョンは下がりますし、申し込む人が増えれば、コンバージョンは上がります。このコンバージョンを上げるために行うのがLPOです。いわば、ビジネスに直結した施策です。
LPOの一般的な施策
ペルソナをつくる
取り扱う商品の想定顧客が明確である必要があります。例えば、男性用化粧品。男性。年46歳。趣味ゴルフ。名前は田中和夫。金沢大学出身。奥さんと娘が2人。早起きで、朝のコーヒーは濃いのが好きとか、できる限り明確にあたかも存在しているように人物像を思い描きます。この人に使っているということが明確になりますから、戦略に一本の芯が通ります。
A/Bテストをする
ボタンのデザインや色などちょっとした部分が異なるAパターンとBパターンの2パターン用意し、「A、Bどちらがより良い成果を出せるのか」と検証するテストです。このテストを行うことで、お客様がクリックしやすく、コンバージョンしやすいランディングページが出来上がるのです。
LPOツールってどう?
SEOには、その対策を行うツールがあります。Googleだけでも「Google Serch Console」「Google Analytics」などのツールがあります。LPOにも対策を行うツールがあります。A/Bテストなどはとても手間がかかる作業ですので、A/Bテスト機能を搭載したツールがあると非常に便利です。
LPOツールを導入するメリット
・業務効率が上がる
A/Bテストをするためには、最低2つのランディングページが必要ですが、LPOツールを使えば、ちょっとしたデザインの変更やコンテンツの入れ替えが出来るので生産性がアップします。
・広告の費用対効果の改善が期待できる
ターゲットを適切なセグメントに分け、そこにランディングページを投入すれば、コンバージョン率は上がりやすくなります。手動での対応はなかなか困難です。
LPOツールを導入するデメリット
・必ずしもコンバージョン率が上がるとは限らない
すでに高いコンバージョン率をほこるランディングページだと、コンバージョン率が高まることはまれでしょう。
LPOツールは月額10万円くらいの費用がかかります。コンバージョン率が改善でき、投資回収できるのであれば、導入を検討してみてはいかがですか?