「ニューノーマル(新常態)」という言葉を良く耳にします。
(SMAPの元メンバーによるグループ「新しい地図」をなぜか連想してしまいますが…)Covid-19の感染拡大の影響で、社会構造の変化が避けられないという常態を表しているようです。
確かに、コロナ禍によりぼくたちの暮らし方は一変しました。
身近な部分では、外出時に常にマスクを携帯する。不必要な会食はめっきりと減りました。
また、マクロな視点に立つと、国の在り方、民主主義・資本主義の考え方が大きく揺らいでいます。
ビジネスの世界でも、ニューノーマルな働き方としてテレワークがもっぱら推奨されている。
テレワークとは、Tele(離れた所)とWork(働く)をあわせた造語で、ICTを活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のこと。
つまり会社から離れた環境で、仕事に携わる働き方を指しています。
似た様な言葉で、リモートワークという言葉もありますが、主となる働き場所が会社に有る場合をテレワーク、そうでない場合をリモートワークと言うようです。
仕事がらオフィス縛られる必要が少ないソフトウェア産業などは、リモートワークもあるかもしれませんが、それ以外はテレワークが一般的ですね。
当社では、テレワーク大賛成です。これまでにも冬の間1ヶ月テレワークを実施していた年もあります。
ぼくが暮らす金沢は、何年に1回はどかっと雪が積もり、交通麻痺がおこります。
会社員だったころ、そんな日に限って始業時間の2時間前に出社したりなんかして、如何に自分が危機管理能力が高く、愛社精神に満ちた社員であるかをアピールする人たちが結構いました。中には2時間かけて歩いてくる人などもいたりして…
しかし、そんな日は仕事なんか出来るわけもなく、1日中、駐車場の雪かきをして終わるのが落ちなんですよね。
Contents
テレワークの効果
テレワークの効果を、社会、企業、就業者の3つの観点から考えてみましょう。
1)社会全体としてのメリット
- 労働人口の確保
- 地域活性化
- 環境負荷の軽減
2)企業からみたテレワークのメリット
- 生産性の向上
- 優秀な人材の確保・離職抑止
- コストの削減
- 事業継続性の確保
3)就業者からみたテレワークのメリット
- 多様で柔軟な働き方の確保
- 仕事と育児・介護・治療の両立
- 通勤時間の削減
などの効果が期待されています。
企業としての生産性の向上やコスト削減、事業継続性の確保などは、課題がありそうですが…。
しかし、人材が不足する地方の中小企業は、優秀な人材の確保という課題解決のためだけでもテレワークを推進していく価値があると思います。
テレワークを支援する助成金制度
総務省は、テレワークを導入する中小企業を支援する様々な取り組みを行っています。
下記の助成金もその一例です。
働き方改革改革推進支援助成金(テレワークコース)
テレワークを新規で導入する中小企業事業主又はテレワークを継続して活用する中小企業事業主を対象に、時間外労働の制限その他労働時間等の設定の改善のため、在宅またはサテライトオフィスで就業するテレワークに取り組んだ際に、その実施に要した費用の一部を助成する制度です。
支給対象となる取組は、就業規則・労使協定等の作成・変更、労務管理担当者や労働者に対する研修、周知・啓発、テレワーク用通信機器の導入・運用などです。
パソコン、タブレット、スマートフォンの購入費用は対象外ですので、ご注意を!
詳しくは、中小企業向け助成金・支援サイト「ミラサポPlus」をご覧ください