「検索エンジン目線」で考えると内部SEO対策がうまくいくかも!?

今回の記事では、”自社ホームページの情報を、検索エンジンに正しく伝えるためにはどのようなSEO対策が必要なのか”についてお話しします。

例えばあなたが人に何か話をするとき、どのような工夫をすれば相手に誤解なく伝えることができるのか?ということを想像していただければ、今回の記事はすんなり理解できるかと思います。

検索エンジンはロボットなので、決められた事項を決められた方法で読み取っています。

私たちはそのルールを逆手にとって、検索エンジンが誤解なく読み取りやすいようキーワードを配置したり、強く主張したい部分を強調したり、配慮する必要があります。

そういった配慮というのが、これからご紹介するSEO内部対策になります。
取り掛かりやすいそうなものを一つでも自社ホームページに取り入れてみてくださいね。

Contents

①HTMLタグとは?

はじめに、これまでの記事中にも「タグ」という言葉が時折登場してきましたが、このタグという言葉について一度簡単に解説しておきます。

私たちは、文字や画像、傍線や太字など、目に見えるものをホームページの情報を読み取っていきますね。
では一方で、検索エンジンはどうでしょう?

検索エンジンは、Webページの土台である「HTMLコード」というプログラミング言語上の「タグ」を読み込むことで、「このホームページは何についてのサイトなのか、どのような内容が書かれているのか、どこを強調したいのか」ということを認識していきます。

検索エンジンが読み込む言語上では、イメージとして
「←ここはタイトル」「←ここは見出し」「←ここは要約文」
という指示が飛び交っているのです。

この一つ一つの指示を出す道具にあたるものが「HTMLタグ」「タグ」と呼ばれるものになります。

SEO対策についての情報はインターネット上に出回っていますが、HTMLコードやHTMLタグというものの存在を知っているという前提で書かれたものが非常に多いです。

「どの記事を読んでもなんだかしっくり来ないな、〇〇タグって何のことだろう?」と思っていた方は、少しはスッキリしたのではないでしょうか。

次の項目は
「検索エンジンがwebページを読み込むうえで”HTMLコードというマークアップ言語”が重要である」
「タグとは、検索エンジンが分かりやすくコンテンツを読み込むための目印のようなものである」
ということを頭に置きながら読み進めていただければと思います。

②SEO対策をする上で使いたいHTMLタグ

ではここからは、HTMLタグを活用してできる内部SEO対策について学んでいきましょう。(専門語句も項目を読み進めていただければ理解できるようにして記述しています。)

hタグ(h1~h6)は文章構造を表すために用いる

そもそもhタグというのはHTML上で「見出し」を表すもので、検索エンジンにとっても、私たちユーザーにとっても、本文とは区別されて表示されます。用途としては文章構造を分かりやすく表すために用います。

フォントサイズや装飾のみを目的としてhタグを使ってしまうと、検索エンジンはその部分を重要であると勘違いして読み取ってしまう可能性があるので注意が必要です。

hタグの順序においても、

h1>h2>h3>h4>h5>h6 という階層があります。

検索エンジンは、上記のように数字の小さい順に重要度の高いタグとして認識するので、デザイン性だけを見て順序を入れ替えたり、h1の次にh3を使ってみたり、ということはしないようにしてください。

h1にSEOキーワードを含める

h1とはそのページのタイトルを指します。(厳密に言うと違うのですが、ここではh1=タイトルの認識でokです。)

前述したとおり、検索エンジンはこのhタグを本文と区別し、そのサイトにとって、より重要な内容であるとして読み取ります。

特にh1はそのページの中でも最も重要な一文であり、ここにSEOキーワードを含んでおくことで、「このサイトにとって重要なワードは〇〇である」ということを読み取ってくれる可能性が高まります。

もしあなたがスマートフォンの修理専門会社でスマートフォンの修理についてのコンテンツを上げていくのであれば、タイトルに「スマートフォン」「修理」というワードを入れるのが賢明です。このようなイメージでコンテンツごとにh1のタイトルを考える必要があります。

メタディスクリプションタグの最適化

メタディスクリプションは検索結果に表示されたときに、タイトルのすぐ下に表示される、いわばそのコンテンツの要約文だと思ってもらえればokです。

このメタディスクリプションも、検索エンジンがページを読み取る際に参考にする部分になるので、設定しておく必要があります。

サイトそのものだけではなく、1コンテンツごとに固有のメタディスクリプションを追加することか好ましいとされています。

「これはSEOについてのページです」など、具体性に欠けるものは避け、コンテンツを120字以内でキーワードを含めて簡潔にまとめます。(1つのコンテンツを120字以内に凝縮するというのは意外と難しいです!)

更に補足ですが、メタディスクリプションにSEOキーワードを含めることで、検索結果に表示されたときにそのワードは太字表示され、ユーザーの目にも入りやすくなります。

現在タイトル(h1タグ)は32文字前後しか表示されないようになっていますので、メタディスクリプションを有効活用することで検索エンジン対策はもちろんクリック率も上げることができるというわけです。

画像のaltタグを適切に使う

altタグのaltはオルタナティブからきています。画像の代替、すなわち画像に取って代わるものとして適切に使われる必要があるということです。

過去の記事(➡【SEO対策の具体的な方法】同業を寄せ付けない集客力を手に入れろ (p-image.net))でも軽く説明をしていますが、検索エンジンは画像の読み取りが苦手なので、altタグを読み取ってどのような画像かを分析しています。

例えば、犬がジャンプしている画像であれば、altタグに「犬がジャンプしている」と入力しておくことで、検索エンジンも”これは犬がジャンプしている画像である”と読み取ることができます。

検索エンジンに画像を読み取ってもらうことで、画像検索で上位表示を目指すことも可能です。画像検索は現在一定の需要があるとされています。画像を使用しているのであればaltタグはきちんと設定しておく必要があるでしょう。

引用タグを適切に使う

どこかのサイトから文章を引用したいと思った時、そのままコピー&ペーストで最後に”引用元…””参照元…”という表示にしていませんでしょうか?

もしあなたがそのような引用の方法をしているのであればすぐに引用タグを設定していただきたいです。

検索エンジンは重複コンテンツを嫌います。

ただ引用をしただけであっても、検索エンジンは「←ここは引用です」という指示がなければ、重複コンテンツとしてあなたのホームページをコピーサイトと認識したり、コンテンツの盗用と誤解してしまう可能性があります。

それだけならいいのですが、ペナルティになる恐れや、無断転載として問題が発生してしまう場合もあるので十分注意したい部分です。

タグを適切に使用すれば、ユーザーはもちろん、検索エンジンにも「この部分は他サイトを抜粋しているな」ということを分かってもらえます。引用文を用いるときは必ず引用タグを用いましょう。

【まとめ】内部SEO対策上使われる”HTMLタグ”が検索エンジンにもたらすもの

今まで何となく内部のSEO対策に関する情報収集をしてきたという方は、今回の記事で実際に何をすることが必要なのかを大まかに把握できたのではないでしょうか?

ホームページ内部のSEO対策をしていくにあたって必要なことは、ユーザー目線であることに加え、「検索エンジン目線」でコンテンツを作成していく必要があるということです。

「検索エンジン目線」すなわち、HTMLタグを適切に使用し、検索エンジンにとって読み取りやすいページを作成することが内部対策上とてもとても大切なのです!!

もしかしたらHTMLという言葉をきちんと知るのは初めてだったという方もいらっしゃるかもしれません。

ただ現在はインターネットが発展し始めた頃とは違い、実際にコンテンツを作成していくときに、HTMLを全て知っている必要はありませんのでご安心ください。

基本的な知識はあるに越したことはありませんが、WordPressというブログソフトウェアを使用することで、専門的な知識がなくても、ある程度直感的にホームページの構築・更新が可能です。

(もしかしたらもう既にWordPressを使っているという方も多いかもしれません。)

自社ホームページが「検索エンジン目線」で作成できているのかご不安な方は、一緒に確認致しますのでお気軽にご質問・ご相談くださいね。