WordPressには「カテゴリー」と「タグ」という記事を整理する機能があります。似ているので混同しやすいのですが、それぞれに特徴があり、きちんと設定すれば訪問者にもわかりやすく、SEO対策にもなります。ここではその特徴や設定方法についてお話していきます。
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カテゴリーとは
投稿した記事が増えていくと、Webサイトの訪問者にとってどんな内容の記事なのかわかりにくかったり、目的の記事がどこにあるのか探しにくくなったりします。
そこで投稿した記事をグループごとに分ける機能が「カテゴリー」です。
本屋さんでいえばジャンル分けされた本棚のようなものです。
仮に生活情報サイトであれば、「住居」「衣類」「食品」などがこれにあたります。「カテゴリー」を設定しておくと、カテゴリーごとに投稿の一覧を表示することができます。
子カテゴリーとは
「カテゴリー」は階層式となっており、親カテゴリーに対して子カテゴリーを設定することができます。
例えば、「住居」が親カテゴリーであれば、「戸建て暮らし」「マンション暮らし」が子カテゴリーとなり、「衣類」であれば「男性用」「女性用」が子カテゴリーとなります。
タグとは
「タグ」は記事で触れているキーワードのことです。
「タグ」をみることで、記事に書かれている内容がおおまかにわかります。生活情報サイトで「住居」がカテゴリーの場合、「観葉植物」「ソファ」「居心地のよい部屋」「おうち時間」などとなります。
「カテゴリー」同様「タグ」を設定することによって、「ソファ」というタグのついた記事だけをまとめてみることもできますので、多く設定しておけば他の記事を見てもらえる確率もあがります。
カテゴリーの設定の仕方
管理画面(ダッシュボード)の「投稿」マウスポインターを合わせ「カテゴリー」をクリックすると「カテゴリー」という画面があらわれます。
左上の「名前」にカテゴリー名を入力します。次にその下の「スラッグ」についてですが、「スラッグ」というのはURLの一部になる部分です。
例えば「名前」が「住居」であれば「スラッグ」は「home」や「house21」などの半角英数字で設定します。そして下部にある「新規カテゴリー」をクリックしますと新しいカテゴリーが作成されます。
子カテゴリーを作成したい時は、スラッグを設定して入力した後、その下にある「親カテゴリー」を選択して「新規カテゴリーを追加」をクリックすると子カテゴリーが設定されます。
タグの設定の仕方
「カテゴリー」の設定の仕方とほぼ同様です。管理画面(ダッシュボード)の「投稿」マウスポインターを合わせ「タグ」をクリックすると「タグ」という画面があらわれます。「名前」にタグ名を入力し、その下にある「スラッグ」も入力します。「説明」の部分は特入力しなくても大丈夫です。「新規タグを追加」をクリックすると完了です。
「タグ」にはもう一つ設定方法があります。記事を作成しながら「タグ」を設定する方法です。こちらの方が作業をしながらタグを追加できるので使用する頻度が多くなるかもしれません。
投稿画面(記事を入力する画面)の右にあるブロックパネルの「文章」をクリックすると中ほどに「タグ」がありますので、その枠に設定したいタグ名を入力して「追加」を押せば完了です。但しこの画面から追加をすると、スラッグ名の設定などができないので、後程タグ編集画面で再度編集する必要があります。
最後に
「カテゴリー」と「タグ」ともに注意して頂きたいのは、数を増やし過ぎない、あまり複雑な構造にしないことです。初めてWebサイトに訪れた方にも一目でわかる、わかりやすい区分という視点で分類するとよいと思います。
Let’s try anyway!